コロナ渦の今、学習塾の展望と学習塾経営・開業の方法について

【学習塾経営に明るい未来はあるでしょうか?】
 コロナ渦の現在、学習塾の開業・経営に明るい未来はあるのでしょうか?
独立開業業種としては、初期資金が少ないことや資格や認可がいらず誰でも開業できること、また、指導経験や業界経験がなくともできるそして、唯我独尊の自己実現できる稀な仕事です。

 昨年、3月に開校したA氏は、法人学習塾で8年間仕事をして「自分流の内容で学習塾をしたい。」…塾生が集まらず困っています。
また、B氏は学生時代にアルバイト講師をしていた経験はありますがA氏の様に学習塾業の従事者ではありませんが開業から3か月で塾生が28名になりました。
開校した場所やそれぞれの性格や能力の差があると思いますが一つ言えることは「開業までに事前情報をどこまで得たのか?」の差です。
特にB氏の場合は、上場会社を脱サラしての開業ですから福利厚生面が全くない自営業をすることには相当のリスクと不安があったと思います。
その分、情報収集は納得するまでされました。

 さて、フランチャイズ加盟にしてもそうではない開業にしても「これからの学習塾経営」に明るい未来はあるのでしょうか?
学習塾を開業するパターン別に一考察としてご参考になれば幸いです。
① 正業として開業する場合
脱サラ起業する場合、脱サラに見合った収入が得られるかと将来に向けて収入が増えるのかが思案のしどころだと思います。
加えて、福利厚生がない自営ですから自身が働けなくなった時或いは事故や入院することになった時でも収入を確保できるようにすることも大切だと思います。
家族がいらっしゃって、子供の教育費が今からかかる状況であれば年収500万円以上は必要だと思います。
また、将来に向けて年収1200万円以上得られる青写真が必要とも思います。
開業する価値は?先はどうなのでしょうか?
今現在、学習塾業界にいる身としてまた、実際に子供たちに指導をして、保護者とも会う者としては、「学習塾へのニーズは無くならない。」と言えます。
単的に言えば、大儲けはできないが固い収入は得られるということです。
② 脱サラせずに副業として開業する場合
正業に比べれば、学習塾経営からの収入は少なくなります。自身が関わる度合いによりますが講師人件費がかかりますから。
但し、在宅オンラインでの仕事中心になれば関われる度合いは多くなります。
副業として、月収5万円~10万円が妥当な収入でしょう。
③ 副業として開業し、学習塾が軌道に乗ったら脱サラする場合
一見、最もリスクが低い方法です。
一見と申しますのは、脱サラする時に2教室目が必要ということなのです。
なぜなら、1教室目の教室責任者をA氏にしてもらうことになるとA氏の個性が反映された教室運営になりこれは、塾生を集める上で必要不可欠なことです。
A氏の運営する教室を貴方が運営することは、塾生が辞めてしまうことを否定はできませんし、A氏を解雇することもできません。
すると、自分が運営する教室を開校することになりますから相応の資金とリスクは伴います。
④ その他の場合
・先ずは自宅で→資金は最低で済みますが、プライバシーが保全できない。
・地方や郷里で→オンラインで仕事しながら、物価が安い、生活環境が良い。
・無店舗学習塾→在宅でオンライン学習塾。
・教えない学習塾→ICT教材と学習のコーディネイトをする。

 自身の価値観や能力、時間、覚悟様々な要因によって様々なやり方があると思います。
レスQ学習館は、フランチャイズではありません…臨機応変に運営内容を創ることができます。
先ずは、学習塾経営の実態を知ることや疑問を解決することから始められることをお勧めいたします。