学習塾開業・脱サラ;G.W特番「学習塾の開業を成功する為に」

学習塾業は、資格や認可もいらず誰にでも、いつでも開業できます。また、在庫を抱えることもなく利益率が高く、下請け的な仕事でもありませんから自己実現できること、地域貢献性が高い、そして、長く固い収入を得られるたぐいまれな仕事です。
然しながら、コロナ渦、少子化と乱塾の市場環境の元では、誰でも成功する仕事ではないことも…凡そ、20年前であれば、よほどのことがない限り年収500万円は固い仕事でした。
では、今この時にどうしたら失敗しない学習塾開業ができるのでしょうか?
「鉄板で成功する方法があるのか?」の問いには「あります。」と言えますが、万人ができることではないのです。
人それぞれに、性格や価値観の違いや指導経験の有無、指導能力の違い、保護者対応力、資金力等一様ではないからです。
例えば、一般的なフランチャイズ加盟で学習塾を開業する場合初期投資額は、運転資金を含めれば1500万円は必要で、本部の提示されるシュミレーションの様に行かない方が多くいらっしゃいます。
理由は、個別指導が差別化の武器にならない(石を投げれば個別指導塾に当たるほどたくさんある)こと、母親の印象として「脱サラして塾を始めたのね。経験がないのに通わせて大丈夫かしら?」「先生が学生のアルバイトでは心配だわ」が上げられます。
TVコマーシャル、ネームバリューは、もはや塾生確保の武器になっていない現実なのでしょう。
翻って、個人経営塾で安定的に経営(開業して塾生が集まる)している塾は少なくありません。
学習塾開業を成功させるには、①熱意②独自性③開校地域のニーズ(内容・月謝等)の合致していることが要件です。
加えて、集まりやすい開校テナント(ロケーション・物件)を見つけること。
実は、開業する前の事前準備が成否を分けると言っても過言ではないのです。
事前準備とは、そもそも自身が「塾長(塾経営者)として向いているのだろうか?」も含まれます。
そして、自身の価値観や性格に加えて開校地域のニーズに合わせた運営内容を創ることがとても大切です。
また、今の学習塾業界の現実とこれからどうなっていくかの知見も。
敵を知り己を知れば百戦危うからず…なのです。
要は、負ける戦いをしない、勝てる相手と(勝てる土俵で)戦うのです。
また、年間純利が300万円、年収が500万円以上、年収が800万円以上…これらの希望によっても運営内容は変わります。
副業として、生業として、塾長として指導に関わるか否か、オーナーとして教室長を雇用するのか等によっても運営内容は変わります。
これらを全く無視して、一様な運営内容で学習塾を開業することはとてもリスクが大きくなります。
以下は、一般的な学習塾開業までの流れです。
①事業計画;教室の規模やご経験・理念・価値観を元に運営内容、そして理想の年収を考えます。
②資金計画;事業計画を念頭に、資金繰りを現預金を元に試算し、融資が必要な場合は政策金融公庫等を活用します。
③開校時期の策定;コロナの影響、退職の時期等に応じて開校時期を考えます。
④市場調査;集まりやすいロケーションを調査します。
⑤教室物件選定;「入りやすい」「わかりやすい」、教室規模・予算に応じたテナントを選定します。
⑥開業届の提出;通常、物件解約後になります。
⑦運営書類の準備;募集チラシ、案内書、申込書等の運営に必要な各種書面を準備します。
⑧通信関係の手配;回線手配と工事(電話・FAX番号)
⑨ホームページ;作成と運用準備をします。
⑩教室設営;机・椅子等の什器と事務用パソコンやICT教材用のパソコン等の部品の決定と搬入、看板設置を行います。
⑪開校;募集

開校から、3ヵ月で損益分岐点を超えるのが目標

開校から、6ヵ月で黒字化することが目標
ご参考になれば幸いです。

「善き人が良き塾を創り成功すること」が切なる願いです。
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