学習塾の開業時に塾生を集めるには…

コロナの影響が薄らいできたことから、学習塾の開業も多くなっている様子です。
学習塾の開業時に塾生を何人集めることが必要なのでしょうか?
多いに越したことはありませんが、近隣保護者からの印象として、2か月以内に15名は確保したいです。
2か月経っても5人とか6人だと「集まらない塾なんだな…大丈夫なのかな?」やそもそも、子供がきてくれない事には、「自塾の良さ」を解ってもらえないです。
また、10人を超えないとなかなかに紹介も出づらいです。
稀に、お母さんが塾を気に入ってくれて、塾生を集める協力(紹介)をしてくれることもありますが僥倖です。
さて、この1か月で、4月開校、5月開校、6月開校の知る限りのリアルな状況をお知らせします。
フランチャイズ加盟の塾長が3名、個人で開業された方が1名です。
フランチャイズ加盟の塾は、塾名は異なりますが個別指導の有名塾です。
「ネームバリューがあるので塾生は集めやすいですよ。」
「開業初月から黒字になります。」
「6か月後には、月収50万円です。」
このようなセールストークで開業したそうですが、開校してみたら塾生が3人~8人といった具合です。
開業当初の塾生募集は、ほとんどチラシ配布です。(塾紹介サイトに登録しての方法もありますが、費用対効果が悪いのであまりお勧めしません。)
開業当初は、何しろ「かき集める」ことが必要です。
学習塾の商圏は、自教室中心に半径500mであることは、経験豊富な塾長であれば知っています。
(塾長になる方は、知らないことですし、フランチャイズ加盟の場合商圏は2キロです…なんて非現実的なことを言われたりもします。)
塾生を集めるためには、
①自塾を半径に500メートル以内に学齢期人口が少なくない事。→学校の近くだからと言っても、子供が少ないと集まらない。
②近隣に、評判の良い個人塾がない事。→質の良い個人塾には勝てません。
③フランチャイズ加盟塾が「ある」こと。→フランチャイズ加盟塾からの「転塾」を誘うことが一番なのです。
加えて、自塾を知ってもらうための販促方法(WEBも含め)と他塾と何が違うのかの明確化(運営内容)が大切です。
例えば、個別指導はニーズはありますが、今や「石を投げれば、個別指導塾にあたる」ほど乱立していることから差別化にはなりません。
(フランチャイズ加盟塾が集まらない理由の一つです。)
些少ながら、塾生集めのヒントになれば幸いです。
また、塾生20名で損益分岐点(収支トント)になるような運営内容を創ることも大切です。
追記
保護者面談をするにあたり、紹介をしてもらえるトークや体験授業からの正規入塾への方法も事前に知っておいてほしいことです。

これらのことを事前に知って頂く為に懇切丁寧な事前研修、差別化された塾長の個性を活かした運営内容を創るサポートを致します。