学習塾経営・開業;塾生が集まる商圏について

個人塾を開校する場合に失敗してしまう理由の一つに「開校場所の選定」の誤りがあります。
単的に言えば、「人通りが多い駅近くの物件」に出して思う様に塾生を確保できない例があります。
意図したことは「認知されやすい」ということなのですが、近隣に学習塾が複数あったり、3階以上の物件であったりした場合は塾生集めはとても大変ことになります。
理由は、①近隣他塾との生徒の取り合いになるのですが、新規開校塾の場合は「よほどの特色=他塾との明確な差別化」がないと問い合せすらないでしょう。(個別指導は、たくさんの塾があるので差別化された内容ではありません。)また、②路面店舗ではない物件の場合、教室に入りづらいことがデメリットです。(直来や実際に見に来た保護者が教室まで行くのが億劫)
駅前(駅近く)に開校するメリットとしては、「電車での通塾生も期待できる」のですが商圏が広くなるほどにチラシ配布枚数が多くなり販促費用がかさみます。H.Pからの集客を期待しても有効に活用できるまで時間がかかる(3か月~6か月)ことと、創りっぱなしではなく問い合わせに繋がるようにするためのノウハウが必要です。
そもそも、1教室当たりの塾生が通塾してくる距離(商圏)は、開校当初は、教室中心に半径500mが現実的な商圏です。
500mの根拠は、実際に集まっている学習塾の結果なのですが、500メートル以内の距離の場合①徒歩で7分~10分②自転車で、3分~5分の時間がかかり、小学生や中学生がストレスなく通える時間です。
自転車で10分くらいは大丈夫じゃないのか?という意見もありますが、(この時間の場合半径1キロ想定になります)口コミや認知度が上がれば商圏となるのですが(通う本人・通わせる保護者にとっては)中々に遠い距離です。
※地方部の場合、自転車の乗り慣れている地域では半径1キロ想定の場合もあります。
生徒がどんな状況で通うかというと
①小学1~4年生位;低学年順に保護者の送り迎え>徒歩>自転車 ※当初は保護者の送り迎え(自動車)なのですが学年が上がるにつれて徒歩や自転車に変わっていくことも想定して(保護者は)自転車で10分以上の塾には通わせない傾向にあります。
②小学5~6年生;自転車>徒歩 ※この学年生の殆どは自分で通塾します。(雨の日や女子は保護者の送り迎えの家庭もある)
中学生;上記の小学5年生・6年生と同じ傾向です。
高校生;中学生とほとんど同じ傾向ですが、自転車で10分程度であれば通塾してきます。
学習塾の成功の鉄則は
①開校からMAX6か月以内に25名以上の塾生を確保すること→これ以上の時間が過ぎると「集まらない塾」の印象になり、益々塾生確保が大変になる。
②開校当初に、教室半径500メートル以内で15名は確保すること→個人塾に通う最大の理由(保護者)は「近いから」です。
③塾の特色(対象・指導内容等)が地域のニーズに合っているロケーションに開校すること→ニーズに合わない塾は失敗する。
これらの事を思案して、開校場所の策定をすることがレスQ学習館の強みの一つです。
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